【猫の生活アドバイザー監修】食べてはいけないキャットフードの実名を大公開!真実を徹底解説!

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【猫の生活アドバイザー監修】食べてはいけないキャットフードの実名を大公開!真実を徹底解説!

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キャットフードの価格は本当に幅広いですよね。1kg数百円のお手頃なものから、1kg2,000円を超えるプレミアムフードまで様々です。中には「安さ」を基準に選んでいる方もいるのではないでしょうか。

しかし、大切な愛猫の健康を考えると、激安キャットフードには注意が必要です。この記事では、激安フードがどのように猫ちゃんに影響するのか、そして国産フードは本当に良いのかについて詳しくお伝えします。

  「食べてはいけないキャットフード 実名リスト」というワードを目にすると、今のフードが大丈夫か不安になりますよね。

週刊誌やインターネットでよく見かけるものですが、その内容を鵜呑みにするのはちょっと待ってください!確かにリストにある商品には避けたいものもありますが、一部の情報は不安を煽るために大げさに書かれていたり、科学的根拠が曖昧だったりする場合もあります。

実名リストを気にしすぎてしまうと、「どのフードを選べばいいのかわからない!」と、次々とフードを変える「フードジプシー」状態に陥る可能性があります。これは猫にとってもストレスとなり、健康に良くありません。

この記事を読めば、実名リストの真相がしっかりわかり、安全なキャットフードの選び方も身につけられます!これで、信ぴょう性の低い情報に振り回されることなく、愛猫にぴったりのフードを選んであげられるようになりますよ。

愛猫が安心して食べられる美味しいキャットフードを見つけて、幸せで穏やかな毎日を一緒に過ごしましょう!

※この記事の内容は、本サイトの見解をもとにしています。一部特集記事の内容を否定するものではありませんので、ご了承くださいね。

「食べてはいけないキャットフード」実名リスト

2018年8月30日に発行された週刊新潮の特集記事で紹介された、愛猫や愛犬が「食べてはいけない」とされるペットフードの実名一覧のことを指します。このリストには、特定の商品が具体的に名前を挙げられています。

以下は、2025年1月時点でまだ販売されている商品を対象としています(一部、販売終了したものは除外されています)。

メーカー名キャットフード名実名リスト入りした理由 (添加物 or 原材料)
日清ペットフード懐石zeppin 5つのごちそう着色料、穀物
日清ペットフードキャラットミックス まぐろ仕立ての味わいブレンド着色料、穀物
日清ペットフードキャラット5つの味 飽きやすい成猫用海の幸穀物
日清ペットフードキャラットミックス ネオ かつお仕立ての味わいブレンド穀物
日清ペットフードねこ福 チキン仕立て着色料
日本ペットフードコンボ まぐろ味・カニカマ・小魚添え着色料、穀物
日本ペットフードコンボプレゼント まぐろとお肉味着色料、穀物
日本ペットフードコンボプレゼント 男の子ビーフ味着色料
日本ペットフードミオ ドライミックスまぐろ味着色料、穀物
日本ペットフードビューティープロ 1歳から成猫用 室内猫用 毛玉対応チキン味穀物
ネスレ日本ピュリナ フィリックス やわらかグリル子ねこ用 ゼリー仕立て チキンミール
ネスレ日本ピュリナ モンプチ 7種のブレンド(しらす入り)着色料、ミール、穀物
ネスレ日本ピュリナワン 室内飼い猫用 1歳以上 サーモンミール
ネスレ日本ピュリナワン 下部尿路の健康維持 1歳以上 サーモン穀物
ネスレ日本ピュリナ モンプチ クリスピーキッスバラエティーパック シーフードセレクト・チーズ&チキンセレクト・ミックスグリルセレクトミール
ネスレ日本ピュリナ フィリックス 我慢できない隠し味ゼリーゼリー仕立て チキン&ほうれん草味ミール
ペットラインキャネットチップ お肉とお魚ミックス着色料、穀物
ペットラインメディファス 室内猫用 1歳から チキン味&フィッシュ味穀物
マースジャパンカルカン まぐろと野菜味着色料、酸化防止剤、ミール、穀物
マースジャパンアイムス 成猫用 インドアキャット チキン酸化防止剤、ミール
マースジャパンアイムス 成猫用 避妊・去勢後の健康維持 チキン穀物
マースジャパンシーバ デュオ 贅沢お魚味 グルメセレクションミール
マースジャパンシーバ デュオプラス ヘアボールクリアミール
ニュートロナチュラルチョイス 食にこだわる猫用アダルト チキンミール
ニュートロワイルドレシピ アダルト白身魚 成猫用ミール
ニュートロドリーミーズ シーフード味ミール
ニュートロ猫用グリニーズ 歯みがき専用スナック香味サーモン味ミール
ユニ・チャーム銀のスプーン 贅沢うまみ仕立て お魚づくし着色料、穀物
ユニ・チャーム銀のスプーン 三ツ星グルメ お魚レシピ着色料、穀物
ユニ・チャームねこ元気 お魚とお肉ミックス着色料、穀物
ユニ・チャーム銀のスプーン おいしい顔が見られるおやつ カリカリシーフードかつお節入り着色料
ロイヤルカナンジャポンロイヤルカナン 成猫用 アメリカンショートヘアー酸化防止剤
ロイヤルカナンジャポンロイヤルカナン 適正体重の維持が難しい高齢猫用 エイジングステアライズド 12+穀物
ヒルズ・コルゲートヒルズ サイエンスダイエット ライト 肥満傾向の成猫用1~6歳 まぐろ穀物
ドギーマンハヤシまたたび入り ねこちゃんジャーキー着色料、相乗毒性

見覚えのある商品が多いですよね!「これ、うちの猫も食べてる!」って思った人も多いんじゃないでしょうか。

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キャットフードでよく言われる危険な添加物や原材料についても触れておきますね。

実名リストで危険と言われている添加物・原材料
合成着色料⇒赤色2号・赤色102号・赤色106号
着色料&相乗毒性⇒亜硝酸ナトリウム・ソルビン酸
酸化防止剤⇒BHA・BHT
保湿剤⇒プロピレングリコール(※)
・廃棄肉⇒ミール・副産物
穀物⇒トウモロコシ・小麦・大豆など

※プロピレングリコールは、猫に使うと赤血球を破壊することがある添加物で、ペットフード安全法で使用が禁止されているため、詳細は省略します。

これらの添加物や原材料は、猫を飼っている人なら一度は耳にしたことがあるものばかりだと思います。危険かどうか、どんな影響があるのかについては、後ほどさらに詳しく解説しますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。

これから、実名リストに載ったキャットフードや特集記事の詳細をしっかり解説していきますので、引き続きお付き合いください!

食べてはいけないキャットフード実名:合成着色料

食べてはいけないキャットフード実名リスト、1つ目は合成着色料を使っているキャットフードです。

ここで言う合成着色料とは、以下の3つのことを指しています。

実名リストにある合成着色料
・赤色2号
・赤色102号
・赤色106号

上記の着色料を使っているキャットフードの実名リストは、こちらです。

合成着色料を使用しているキャットフードの実名リスト

メーカー名キャットフード名赤色2号赤色102号赤色106号補足
日清ペットフード懐石zeppin 5つのごちそう
キャラットミックス まぐろ仕立ての味わいブレンド
ねこ福 チキン仕立て
日本ペットフードコンボ まぐろ味・カニカマ・小魚添え
ミオ ドライミックスまぐろ味
ミオ おいしくって毛玉対応ミックス味販売終了
コンボプレゼント まぐろとお肉味
コンボプレゼント 男の子 ビーフ味
ネスレ日本ピュリナ モンプチ 7種のブレンド(しらす入り)カラメル色素、カロテノイド色素に変更
ピュリナ フリスキードライ 室内ネコ用販売終了
ペットラインキャネットチップこく旨リッチお肉&野菜入りグルメ販売終了
キャネットチップ お肉とお魚ミックス
マースジャパンカルカン まぐろと野菜味
ユニ・チャーム銀のスプーン 贅沢うまみ仕立て お魚づくし
銀のスプーン 三ツ星グルメ お魚レシピ
ねこ元気 お魚とお肉ミックス
銀のスプーン おいしい顔が見られるおやつ カリカリシーフードかつお節入り
ドギーマン ハヤシまたたび入り ねこちゃんジャーキークチナシに変更
ねこ紗 プレーン販売終了
キャティースナックバリュー たい風味の減塩スライスかまぼこ販売終了

赤色2号、赤色102号、赤色106号は、アメリカでは使用が禁止されているものなんです。その理由として、以下のような毒性が関わっているからです。

例えば、赤色2号についてはこんな研究結果があります。

  • 〈妊娠ラットに本品を0〜19日にわたって経口投与したところ、30mg/kg以上の群では有意な胎仔死亡の増加が認められた〉(『食品添加物ハンドブック』[光生館]より)

赤色106号も〈ラットに20カ月与えたが、1%含有飼料群のメスで軽度の成長抑制が見られた。また1%群で甲状腺重量の低下傾向が認められた〉(同)

引用元:デイリー新潮

赤ちゃんが死んでしまったり、成長に影響があるなんて…怖いですね。合成着色料の危険性については後で詳しく説明しますが、やっぱりこういった成分を含んだキャットフードは避けたほうがいいですね。

合成着色料の危険性を詳しく知りたい
着色料不使用で安全性の高いキャットフードを集めたランキングはこちら

食べてはいけないキャットフード実名:穀物

食べてはいけないキャットフード実名リストの2つ目は、穀物が主成分のキャットフードです。

特集記事で取り上げられていた穀物の原材料には、主に以下の4つが挙げられています。

実名リストの穀物
トウモロコシ(副産物を含む)
小麦(副産物を含む)
大豆
・米類(米・米ぬか)

穀物が主成分となっているキャットフードの実名もまとめてみました。

穀物が主成分のキャットフード

メーカー名キャットフード名トウモロコシ小麦大豆米類補足
いなば ペットフードチャオ 焼津産まぐろ節かつお節入り 4連パック販売終了
日清 ペットフード懐石zeppin 5つのごちそう
キャラット5つの味 飽きやすい成猫用 海の幸
キャラットミックス ネオ かつお仕立ての味わいブレンド
日本ヒルズ・コルゲートヒルズ サイエンスダイエット ライト 肥満傾向の成猫用 1~6歳 まぐろ
ネスレ日本ピュリナ モンプチ 7種のブレンド(しらす入り)
ピュリナワン 下部尿路の健康維持 1歳以上 サーモン
ペットラインキャネットチップ お肉とお魚ミックス

穀物の危険性について

猫は完全肉食で、穀物の消化に不向き

そもそも猫は完全に肉食。犬も祖先がオオカミだからもともと肉食だが、人間に飼われることで雑食化していった経緯がある。
「ですから、その胃や腸は、穀類の消化に不向き。トウモロコシや、小麦、大豆といった穀類を多めに摂取すると消化器官が不調になる。特にトウモロコシは影響が大きく、黄色い胃液を吐いたり、便に粘膜が混ざったりしてくることがあるのです。さらには、アレルギーによる皮膚炎、耳の炎症、関節炎などに繋がるケースもあります」

引用:デイリー新潮

原材料の先頭に書かれていなくても要注意

「同じ穀類が名前を変えて分けて表示されている場合です。例えば、トウモロコシであれば、『コーン』『コーングルテン』『粗挽きトウモロコシ』などと、状態によって分けて書かれていることがある。この場合、それぞれの割合は減りますから、一番先頭には書かれませんが、トウモロコシ類を足せば大きな率を占めるでしょう。チェックが必要です」

引用:デイリー新潮

穀物の割合が多すぎると悪影響が出る場合がありますが、少量の穀物は逆に猫にとっては良い場合もあります。

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食べてはいけないキャットフード実名:酸化防止剤

食べてはいけないキャットフード実名リストの3つ目は、酸化防止剤を使用したキャットフードです。

特集記事で危険とされている酸化防止剤は、以下の2つです。

実名リストの酸化防止剤
BHA (ブチルヒドロキシアニソール)
BHT (ジブチルヒドロキシトルエン)

酸化防止剤についても、実名リストを表にまとめてみました。

BHA・BHTを使用しているキャットフード

メーカー名キャットフード名BHABHT補足
マース ジャパンカルカン まぐろと野菜味
アイムス 成猫用 インドアキャット チキン
シーバ ドゥ マルシェ 海の幸ディッシュ まぐろ・鯛・サーモン味販売終了
ロイヤルカナン ジャポンロイヤルカナン 成猫用 アメリカンショートヘアーミックストコフェロール、ローズマリーエキスに変更
ドギーマン ハヤシ猫の毛玉ケアスナック まぐろ味販売終了

酸化防止剤の危険性について

BHAは「いわくつき」の添加物

フードメーカーでの勤務経験を持つ、食品評論家の小薮浩二郎氏によれば、

「名古屋市立大学の伊東信行教授の研究で、ラットに2年間与えると胃がんが発生したことが明らかになっています。人間はもちろん、ペットフードにも使用を控えるべき危険な物質です」

 そうした研究から、厚労省も一度は、食品への使用を厳しく制限した「曰くつき」の添加物である。

引用:デイリー新潮

〈ラットに0・1%BHT含有食餌16週間投与では、肝、副腎の肥大が認められ、1・35%群では、体重減少および死亡が認められた〉(『食品添加物ハンドブック』[光生館]より)
 との研究データがある。
 それゆえか、オーストラリアやカナダ、イタリア、スイスなどの国では、ヒトの食品への添加物としては許可されていない。

引用:デイリー新潮

BHAとBHTの2つの酸化防止剤は明らかに危険ですが、ペットフード安全法で上限値が決められているので、すぐに猫に悪影響が出るわけではありません。

酸化防止剤の危険性を詳しく知りたい方はこちら
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食べてはいけないキャットフード実名:廃棄肉

食べてはいけないキャットフード実名リストの4つ目は、廃棄肉を使用している疑いがあるキャットフードです。

特集記事で「廃棄肉」と表現されている原材料として、以下の5つが挙げられています。

実名リストの廃棄肉
ミートミール
チキンミール
フィッシュミール
家禽(かきん)ミール
豚副産物

※家禽とは、鶏や七面鳥など、肉や卵、羽毛を利用するために飼育される鳥の総称です。キャットフードに含まれる家禽は、これらの家畜を指します。

上記の原材料を使用しているキャットフードの実名は、以下のとおりです。

ミール・副産物を使用しているキャットフード

メーカー名キャットフード名ミートミールチキンミールフィッシュミール家禽ミール豚副産物補足
ネスレ 日本ピュリナワン 室内飼い猫用 1歳以上 サーモン
ピュリナ フリスキードライ 室内ネコ用販売終了
ピュリナ フィリックス 我慢できない隠し味ゼリー チキン&ほうれん草味
ピュリナ フィリックス やわらかグリル 子ねこ用 チキン
マース ジャパンアイムス 成猫用 インドアキャット チキン
カルカン まぐろと野菜味

副産物は人が食べない残りの部分

一般論として言えば、「副産物」とは、屠畜場などに出した家畜から、人間の食する部分を抜いた、残りの部分である。具体的に言えば、骨、皮、臓器、頭、足、脂、血液といった部分が含まれる。これらがレンダリング※工場に送られ、加熱、粉砕される。この粉末状にされたものが「ミール」と呼ばれ、ペットフードに利用されているワケだ。

※動物の肉から脂肪分を取り除くこと

引用:デイリー新潮

副産物には抗生剤やホルモン剤が蓄積している可能性がある

「こうした副産物には、家畜の飼育段階で投与された抗生剤や、成長を促すホルモンが、高濃度で蓄積している可能性がある。そしてこれらは、国産より海外産においてより多く投与される傾向にあります。これらは、人間には使用されず、廃棄されることも多いですが、栄養素も含まれ、何より値段が安い。そのために、ペットフードには利用されているのです」

引用:デイリー新潮

抗生剤とホルモン剤の危険性

「抗生物質は、感染症予防と同時に、家畜を早く太らせる効果を持つので、餌に混ぜて与えられるのです。これらは解体後もそのまま残ることがあり、それらを継続して食べると、摂取した方も体内に耐性菌が作られ、腸内細菌のバランスが崩れてアレルギーなどを引き起こす可能性があるのです」

 また、ホルモンは、やはり家畜の成長を早めるために投与される。よく知られているのは、女性ホルモンのエストロゲンだ。が、

「これらには、前立腺がんや乳がんなど、ホルモン系のがんの発がんリスクが高まることが数々の研究で証明されています」(同)

引用:デイリー新潮

ミールや副産物を使っているキャットフードがすべて危険であるわけでないですが、衛生的な問題や薬剤が残留している可能性があります。

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食べてはいけないキャットフード実名:着色料&相乗毒性

食べてはいけないキャットフード実名リストの5つ目は、相乗毒性を持つ添加物を使った猫用おやつです。

相乗毒性とは、亜硝酸ナトリウムとソルビン酸という物質が一緒になることで、さらに強い毒性を持つ成分ができることを指します。亜硝酸ナトリウムとソルビン酸が使われている猫用おやつの実名リストは、以下の通りです。

亜硝酸ナトリウムとソルビン酸が使われている猫用おやつ

メーカー名キャットフード名補足
ドギーマン ハヤシまたたび入り ねこちゃんジャーキー現在はソルビン酸カリウムのみ使用
やわらかいふわふわささみ販売終了

亜硝酸ナトリウムは、〈発ガン性物質であるニトロソ化合物の生成に関与するおそれがある〉(農林水産省HP「硝酸塩の健康への影響」より)。また、一定の量を摂取した猫が「メトヘモグロビン血症」を起こし、酸素欠乏で死亡した例も報告されている。ゆえに、「ペットフード安全法」でも、規格基準が設けられた5つの添加物の一つである。

引用元:デイリー新潮

実際、食品添加物について、内閣府の食品安全委員会が記した「評価書」にも大要、こうある。

〈両者の加熱試験反応によりDNA損傷物質が産生されることが報告されている〉

〈マウスへのソルビン酸と亜硝酸ナトリウム同時(7・5+1mg/kg体重/日)の経口投与では、染色体異常は、ソルビン酸単独の試験に比べて増加している〉

引用元:デイリー新潮

DNA損傷物質とか染色体異常ってちょっと難しいけど、要するに遺伝子に悪影響を与えるということですね。遺伝子に影響があるということは、細胞がガン化する可能性も高まるし、女性だと胎児にも悪影響が出るかもしれません。この記事は、内閣府の食品安全委員会から引用しているので、信頼度が高いですが、引用の仕方に少し問題があり、相乗毒性の実験結果は疑わしい部分もあります。ですが、亜硝酸ナトリウムは確実に危険なので、やっぱり避けた方がいいですね。

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激安キャットフードのNG理由

激安キャットフードのNG理由は、「原材料の質の悪さ」と「人工添加物が使われている」のが大きな理由です。

原材料の質の悪さ

肉・魚の種類や産地がわからない問題

猫ちゃんのごはんの主役は「肉類」です。でも、キャットフードには、原材料の産地を表記する義務がないため、どこでどんな風に育てられた肉かがわからないことがあるんです。ひどい場合、パッケージに「ミートミール」などと書かれていて、どの動物の肉かもわからないことがあります。

上質なプレミアムキャットフードは、パッケージや公式サイトに産地や飼育方法まで記載されていることが多く、品質が良いことがわかりますよ。

ミートミールの使用

激安フードには「ミートミール」や「フィッシュミール」といったミール系の原材料がよく使われています。これらは、食肉加工時に出るクズ肉や、人間が食べられない部位(肉副産物)を粉末状にしたものです。

当然、こうしたミールを使う方がコストが低くなるので、キャットフードの価格を抑えることができます。多くの激安フードでは、工場で大量生産された質の悪いミールが使われている場合が多いです。

4Dミートの可能性

さらに、これらのミール肉には「4Dミート」と呼ばれる質の悪い肉が使われている可能性があります。4Dミートとは、アメリカで肉の品質をランク付けする際の最低品質の肉を指します。

  • Dead:死亡した動物の肉
  • Diseased:病気の動物の肉
  • Dying:死にかけの動物の肉
  • Disabled:障害がある動物の肉

こうした肉がミールに使われていたとしても、消費者にはわかりません。激安キャットフードには、こうした危険性が潜んでいることを覚えておいてください。

プレミアムキャットフードのチキンミール

プレミアムキャットフードにも「チキンミール」という記載があることがあります。しかし、プレミアムフードで使われているチキンミールは、激安フードのものとは異なり、品質が高いものです。公式サイトには、副産物不使用や4Dミート不使用、また「人間が食べられない部位は使用しない」といった説明が書かれているメーカーも多いです。乾燥肉として使用されることもあり、食肉部分だけを自社工場で製造しているところもあります。

穀物が多く使われている理由

激安キャットフードの多くは、第一主原料が穀物類です。肉類を多く使うとコストがかかるため、安価な穀物をかさ増しとして使うのです。

猫は穀物を消化しにくい

猫は完全肉食動物なので、動物性タンパク質を最も必要としており、穀物類を消化するのが苦手です。特にトウモロコシや小麦などはアレルギーを引き起こしやすいため、できるだけ使われていないものを選ぶ方が良いでしょう。

グレインフリー(穀物不使用)のキャットフードのおすすめランキング【7選】

人工添加物が使われている

激安キャットフードを買ってはいけない理由の2つ目は、人工添加物が使用されていることです

原材料の質が悪いキャットフードには、その質をカバーするために大量の人工添加物が使われます。

危険な酸化防止剤・保存料

キャットフードには酸化を防ぐために酸化防止剤が使われますが、質の良いフードでは天然成分が使用されます。一方、激安キャットフードには、合成酸化防止剤が使われることが多いです。原材料が粗悪であるため、保存期間を延ばすために強い保存料を使わなければならないからです。

  • BHA(発がん性の可能性)
  • BHT(発がん性の可能性)
  • エトキシン(発がん性の可能性)

これらの合成酸化防止剤は、食べ続けることに不安を感じさせる成分です。できるだけ避けるようにしましょう。

嗜好性アップのための香料

新鮮な肉類を使ったキャットフードなら、自然な香りがするはずです。しかし、質の悪い原材料を使っている場合、香りが足りないため、「香料」や「調味料」が加えられることがあります。これにより、フードの質の悪さを隠そうとしているのです。

猫には必要のない着色料

猫の目は色を識別することができません。つまり、キャットフードに使われる色鮮やかな着色料は、飼い主の購買意欲を引き立てるためだけに使用されています。実際、猫にとっては全く不要で、健康に害を及ぼす可能性があるのです。

  • 赤色102号
  • 赤色106号
  • 黄色5号
  • 青色1号

これらの合成着色料には発がん性があるものもあり、アレルギーを引き起こす原因にもなります。

危険な添加物について

2018年、雑誌『週刊新潮』では、「食べてはいけないキャットフードの実名リスト」を公開し、合成着色料の危険性が取り上げられました。今では多くのメーカーが合成着色料を使用しなくなり、その危険性が広く認知されています。

危険な添加物を避けて、愛猫に安心・安全な食事を!

食べてはいけないキャットフードの実名/真相は?

結論から言うと、「実名リスト」に挙げられているキャットフードは「できるだけ避けたほうが良いけれど、100%危険なフードではない」というのが真実です。

なぜなら、日本で販売されているキャットフードは、次の法律に基づいて製造されており、品質がしっかりと守られているからです:

  • ペットフード安全法(愛がん動物用飼料の安全性を確保するための法律)
  • 飼料安全法(飼料の安全性を確保し、品質を改善するための法律)

これらの法律により、危険な添加物や原材料の使用は禁じられています。また、キャットフードを製造する業者や輸入業者、販売業者は、FAMIC(独立行政法人農林水産消費安全技術センター)によって定期的に抜き打ちで立入検査を受けます。この検査により、猫に害を及ぼすような危険なフードは市場に出回らないようになっています。

立入検査の結果は公表され、検査内容や違反があった場合の対応が明示されます。違反が発覚すると、最も厳しい罰則として「1年以下の懲役または100万円以下の罰金」(法人の場合は1億円)が課せられます。

これだけ厳しい規制と検査体制が整っているため、キャットフード業界では「怪しい製品」が作られることは少ないと言えるでしょう。

なぜ「実名リスト」に挙げられる添加物や原材料は危険だと言われているのか?

リストに挙げられた添加物や原材料が危険視される理由には、主に次の3つがあります。

  1. 海外では使用禁止になっている
  2. 動物実験で危険性が判明している
  3. 過去に猫の健康被害が報告されている

これらの理由から、特定の添加物や原材料が避けられることがありますが、現在、日本国内では科学的な根拠に基づき、ペットフード安全法や飼料安全法に従って使用が許可されています。つまり、これらの添加物や原材料が100%危険というわけではなく、一定の安全基準をクリアしていることが確認されています。

ただし、完全に安全とは言い切れないため、心配な方はその成分について詳しく調べることが重要です。

次は、各添加物や原材料が危険視される理由について、さらに詳しく見ていきましょう。

猫に影響がある危険な添加物・原材料

 実名リストに記載がある添加物と原材料の危険性について詳しく解説します。

合成着色料・発がん性あり?

  以下は、合成着色料の危険性についてまとめた表です。

合成着色料の危険性

着色料の種類危険性詳細参照元
赤色2号 (アマランス)発がん性米国では、1976年に発がん性が確認できないとして使用が禁止され、その後再評価で許容摂取量が設定される。日本を含む多くの国で使用が認められている。食品安全員会「食の安全ダイヤル」
行動発達と嗅覚発達に影響母マウスに赤色2号を投与したところ、子マウスの行動発達の抑制と嗅覚発達に影響を与える報告あり。東京都立衛生研究所研究年報
赤色102号 (ニューコクシン)注意欠陥・多動性障害(ADHD)との関連2007年、イギリスで多動性が増加する可能性があり、英国食品基準庁は子どもに対して避けるよう勧告。英国食品基準庁HP
DNA損傷マウス実験でDNA損傷が認められた。アメリカ国立生物工学情報センターHP
赤色106号 (アシッドレッド)発がん性IARCによる評価で発がん性がある可能性があるとされ、グループ2Bに分類。国際がん研究機関HP
使用は日本でのみ許可日本以外の多くの国では使用が禁止されている。食品安全委員会HP
黄色4号 (タートラジン)注意欠陥・多動性障害(ADHD)との関連赤色102号と同様に、ADHDとの関連が疑われる。英国食品基準庁HP
過敏反応喘息や蕁麻疹、血管性浮腫などの過敏反応を引き起こす可能性がある。欧州食品安全機関HP
青色1号 (ブリリアントブルーFCF)発がん性はないが、使用禁止の国もありIARCの発がん性リスク評価ではグループ3に分類。日本やEU諸国で使用が許可されている。国際がん研究機関HP
行動発達への影響マウス実験で子世代の行動発達に影響があることがわかったが、人への影響は低いとされる。ただし猫への影響は不明。日本毒性学会学術年会

合成着色料に対しては、発がん性や注意欠陥・多動性障害(ADHD)などの健康リスクが報告されています。特にペットフードでは、猫にとって不必要な成分であり、消費者の間でも不安の声が多く聞かれます。健康リスクを避けるためには、着色料を含まない高品質なキャットフードを選ぶことが重要です。

合成着色料の使用禁止国については、以下の通りです。

各合成着色料の使用禁止国

着色料の種類使用禁止国
赤色2号アメリカ、台湾、タイ、オーストラリア
赤色102号アメリカ、カナダ、ベルギー、韓国※イギリスでは自主規制の対象
赤色106号アメリカ、EU諸国、中国、韓国、台湾、香港、シンガポール、タイ、ベトナム、オーストラリア
黄色4号なし※イギリスでは自主規制の対象
青色1号ベルギー、フランス、ドイツ、スウェーデン、オーストリア

カラメル色素とクチナシ色素の危険性

  • カラメル色素: 発がん性が指摘されています。食品や飲料、調味料など多くの製品に使用されており、一般的には人間の食生活の中で広く使用されていますが、猫には不必要であり、過剰摂取は健康リスクが高まる可能性があります。
  • クチナシ色素: 内臓に悪影響があるとの懸念があります。

実際、人間が消費する食品にカラメル色素が多く使われているのは事実ですが、猫の食事には必要のない成分です。猫は色の識別能力が低いため、着色料自体に意味がないと言えます。愛猫の健康を考慮すると、着色料不使用のキャットフードを選ぶことが最も安全で、猫の健康にも良い選択です。

亜硝酸ナトリウム&ソルビン酸・変異原性あり?

  亜硝酸ナトリウムとソルビン酸の危険性については、特に相乗毒性に関しては、限られた環境下でのみ確認されています。これらが結合してDNA損傷物質を生成する可能性が示唆されていますが、実際に食品中で共存した場合にそれが発生するという証拠はありません。

亜硝酸ナトリウムの危険性

亜硝酸ナトリウムは、以下の2つの主要な危険性が指摘されています。

  1. 発がん性:
    亜硝酸ナトリウムがアミノ酸と反応し、発がん物質であるニトロソアミンを生成する可能性があります。国際がん研究機関(IARC)によると、ニトロソアミンはヒトに対しておそらく発がん性があると分類されています。
  2. メトヘモグロビン血症:
    高濃度で摂取した場合、血液中の酸素運搬能力が低下し、チアノーゼ(皮膚や粘膜が青紫色になる状態)を引き起こす可能性があります。過去に亜硝酸ナトリウムが過剰に含まれたペットフードで猫がメトヘモグロビン血症により死亡した事例もあります。

亜硝酸ナトリウムの評価

  • FAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)の評価によると、亜硝酸ナトリウムは人に対して発がんリスクがないとされています。したがって、亜硝酸ナトリウム自体の発がん性については、現時点で人に対して大きなリスクはないという見解です。

安全性と使用理由

亜硝酸ナトリウムはボツリヌス菌の繁殖を抑えるため、食中毒防止のために使われることが多いですが、ペットフードにおいてはその使用量に上限が定められており、基準値内での摂取は危険ではないとされています。しかし、亜硝酸ナトリウムが含まれる製品に不安がある場合は、製品のパッケージ裏に記載された原材料をチェックすることが推奨されます。

亜硝酸ナトリウムやソルビン酸を含むキャットフードについて不安を感じる場合、まずは基準値内での使用が許可されていることや、その使用目的(食中毒防止)を理解し、必要に応じて亜硝酸ナトリウム不使用の製品を選ぶことが一つの対策と言えるでしょう。

穀物の危険性:消化器官への悪影響あり?

  穀物が猫に与える影響については、以下の懸念があります。

1. 消化不良を起こす恐れ

  • 猫は人間のようにでんぷんを消化するアミラーゼを持っていないため、炭水化物(穀物)が消化しづらいことがあります。これが消化不良を引き起こす要因として指摘されています。

2. 穀物アレルギー

  • 猫は穀物に対してアレルギーを持つことが稀ですが、アレルギー症状が出ると、皮膚炎や耳の炎症、関節炎といった問題を引き起こすことがあります。

3. 糖尿病の発症

  • 穀物が多く含まれていると、糖質が過剰となり、高血糖や糖尿病を引き起こすリスクが高くなる可能性があります。

トウモロコシの危険性について

トウモロコシを含む穀物については、以下のリスクが言及されています。

  • 黄色い胃液を吐く:消化不良により、胃液や嘔吐物が黄色くなることがあります。
  • 便に粘膜が混ざる:消化器官に問題を引き起こし、便に異常が現れることがあります。
  • アレルギー症状:皮膚炎や耳の炎症など、アレルギー反応が現れる場合があります。

これらの懸念は、特にトウモロコシが主成分となるフードで見られることがあります。

穀物を与えても問題ない理由

実際には、穀物が全て危険というわけではありません。最新の研究によると、少量の穀物が猫にとって有益な場合もあります:

  • エネルギー源としての穀物
    コーンデンプンは、炭水化物を効率よくエネルギーに変換するため、少量なら猫にとって有用な炭水化物源となることが示されています。特に、コーンデンプンは血糖の上昇を緩やかにし、インスリン分泌も適切に行われることが分かっています。
  • 製造過程での消化性の向上
    市販のキャットフードは、穀物を加熱・加圧処理してでんぷんが消化しやすい形に変化させているため、猫の消化機能に悪影響を与えることは少ないです。

注意すべき点

  • 炭水化物の過剰摂取
    猫にとって、炭水化物が40%以上を占めるフードは消化不良や高血糖を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。
  • 炭水化物量の理想的な範囲
    一般的に、30〜35%の炭水化物量であれば、猫の健康に悪影響を与えることなくエネルギー源として利用できます。

結論

穀物が含まれているキャットフードでも、炭水化物量が適切であれば問題ありません。特に、穀物を少量加えたフードは猫にとってエネルギー源として有益です。ただし、穀物が主成分であったり、炭水化物量が高すぎるフードは避けるべきです。もし猫が穀物アレルギーのリスクを抱えている場合や不安がある場合は、穀物不使用のキャットフードを選んだ方が安心です。

ミール・副産物:4Dミート・薬剤残留あり?

4Dミートや薬剤の残留に関する懸念について詳しく解説すると、以下のポイントが重要です。

4Dミートとは

4Dミートは、病死した動物(Dead)、病気の動物(Diseased)、食用でない動物(Diseased)、そして死後処理された動物(Dead)から得られる肉を指すことがあります。これがキャットフードの原料に含まれているのではないかと懸念されています。4Dミートの危険性としては、以下が挙げられます。

  • 危険な動物の肉が使われる可能性: ミールや副産物は動物の肉や組織を乾燥し粉末状にしたもので、食用に適さない部位や死亡した動物の肉が含まれている可能性があります。これが「4Dミート」と呼ばれる原因です。
  • レンダリングの仕組み: 食用として使えない肉や廃棄肉がレンダリング処理され、ミールや肉粉としてペットフードに使われることがあります。これはAAFCO(米国飼料検査官協会)が定めた規定内でも使用が許されているため、必ずしも不安全ではないものの、不安を感じる消費者が多いのが現状です。

抗生剤やホルモン剤の残留問題

薬剤がペットフードに残留している可能性についても懸念されていますが、以下のポイントで状況が異なります。

  • 抗生剤: 日本国内では抗生剤の使用基準が厳格に定められており、使用後の残留についても規制されています。そのため、抗生剤が残る可能性は低いとされています。また、EUやWHOも抗生剤の使用を成長促進目的で禁止しています。
  • ホルモン剤: 日本ではホルモン剤の使用は禁止されていますが、アメリカやカナダ、オーストラリアではホルモン剤の使用が認められています。ホルモン剤が残留する場合、猫への影響は不明で、基準も明確に定められていないため、残留リスクが存在します。
  • 4Dミート: 全てが危険というわけではなく、ペットフードの製造過程では一定の基準が設けられています。しかし、原材料が不明確な場合、消費者にとって不安の元となります。
  • 薬剤(抗生剤・ホルモン剤): 日本で製造されたキャットフードは抗生剤の残留の可能性が低いですが、ホルモン剤については海外産の原料に懸念があります。特にホルモン剤が猫に与える影響は明確ではないため、できるだけ避けたい成分です。

最終的には、原材料の産地や製造基準を確認することが大切で、信頼性の高い製品を選ぶことが猫の健康を守るためには重要です。

酸化防止剤・発がん性や変異原性あり?

  BHA(ブチルヒドロキシアニソール)とBHT(ブチルヒドロキシトルエン)は、食品やペットフードの酸化防止剤として使用されることが多いですが、いくつかの危険性が報告されています。

BHAの危険性

  • 発がん性:
    1982年に行われたラットを使った実験で、BHAが発がん性を引き起こす可能性があることが報告されました。しかし、人間に対しては発がんリスクが低いとされており、使用が禁止されているわけではありません。国際がん研究機関(IARC)では、BHAをグループ2B(ヒトに対して発がん性がある可能性がある)に分類しています。

BHTの危険性

  • 変異原性:
    BHTが変異原性を持つ可能性があるとされ、動物実験では遺伝的変化を引き起こすことが示唆されています。
  • 催奇形性:
    発育不良、胎児の死亡、胎児の無眼球、学習遅延、攻撃性の増加など、胎児に悪影響を与える可能性があることが動物実験で報告されています。

BHAとBHTの使用量基準

BHAとBHTは、亜硝酸ナトリウムと同様に、ペットフード安全法により使用量の上限が設定されています。具体的には、エトキシキン、BHA、BHTの合計量がフード1g中150μgを超えないように規制されています。この基準値は、動物実験により、一定の水準を超えると危険が生じることが確認されたためです。

消費者の反応

SNSなどでは、BHAやBHTに対する否定的な意見が多く見られ、特に長期間にわたってペットに与えた場合の影響について不安を感じる人が多いです。BHAやBHTが必ずしも危険であるわけではありませんが、長期間の摂取による影響については確証が得られていないため、できるだけ避けた方が良い成分と考える人が多いです。もし気になる場合は、パッケージ裏の原材料を確認し、これらの成分が含まれていない製品を選ぶことをお勧めします。

国産のキャットフードは安全?

「国産だから安心」と思われがちですが、実はそうではないことを知っておく必要があります。日本のペットフードに関する法規制は、欧米と比較すると緩やかで、まだ発展途上の部分が多いです

1. 日本のペットフード規制の現状

日本のペットフードに関する法規制は、動物愛護が進んでいるイギリスやアメリカと比べると、原材料や添加物に関する基準が緩いと言われています。特に、ペットフードに使用する原材料や添加物について、欧米のように厳密な法律で定められていないため、どんな素材が使われているのかを確認することが難しい場合があります。

2. 生産工場の衛生管理

「国産」と表示されていても、その生産工場がどこで、どのように衛生管理されているかは明確ではありません。日本では、最終的な加工が行われた場所が日本であれば「国産」と表示できるため、生産工程全体に対する情報が不足していることが問題です。特に、安価なキャットフードでは衛生管理や原材料の質が不透明であることが多く、安心できないこともあります。

3. 安全な国産キャットフードは高価

もちろん、品質がしっかりと管理された国産キャットフードも存在します。高品質な素材(例えば、人間が食べることができる新鮮な肉や野菜)を使用し、厳重な衛生管理が行われている製品もありますが、こうした製品は価格が高くなる傾向があります。スーパーで手に入る激安キャットフードとは、品質が大きく異なるため、安全性を重視する場合は高価になることを理解しておく必要があります。

「国産=安全」というわけではなく、キャットフードを選ぶ際は、製品の品質や製造過程、使用されている原材料をしっかり確認することが重要です。特に、激安のキャットフードには注意が必要であり、もし品質を重視するなら、高価格帯の国産キャットフードを選ぶことが安全性を確保するための一つの方法です。

安くて安全なキャットフード選びの鉄則とコツ

 猫の健康を守るためには、適切なキャットフードの選び方が重要です。以下の5つのポイントを参考に、安全で栄養バランスの取れたキャットフードを選びましょう。

肉類メインのキャットフードを選ぶ

 猫は肉食動物であり、その栄養のほとんどは動物性たんぱく質から摂取することが理想的です。キャットフードの最初に記載されている成分が肉類であることが重要です。鶏肉、牛肉、魚などの動物性のたんぱく質が主要成分となっているものを選びましょう。穀物や植物性の原材料が主成分のキャットフードは、栄養の面で不十分な場合があり、猫の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

穀物不使用・グレインフリーのキャットフードを選ぶ

 穀物(特にトウモロコシや小麦)は、猫の消化に負担をかけることがあります。猫には炭水化物を消化するための酵素が不足しており、過剰な穀物の摂取が消化不良を引き起こすことがあります。穀物不使用(グレインフリー)のキャットフードを選ぶことで、消化機能をサポートし、アレルギーや糖尿病のリスクを減らすことができます。

添加物不使用のキャットフードを選ぶ

 キャットフードには、保存料や着色料、人工甘味料などの添加物が含まれている場合があります。これらの化学物質は猫の健康に悪影響を及ぼすことがあるため、できるだけ無添加またはナチュラルな成分を使用しているキャットフードを選ぶことが大切です。特に、BHABHT(酸化防止剤)などの危険性が指摘されている添加物が含まれていないことを確認しましょう。 

安さに飛びつかない

 安価なキャットフードは、品質が低い原材料や添加物を使用していることが多く、栄養バランスが不十分な場合があります。安さを重視するあまり、健康面でのリスクを抱えたキャットフードを選んでしまうことがあるので、価格だけで選ばず、品質が高いものを選ぶようにしましょう。長期的には、安いキャットフードで健康を損なうリスクが高まります。 

信頼できるメーカーのキャットフードを選ぶ

 キャットフードを選ぶ際には、信頼できるメーカーを選ぶことが非常に重要です。長年の実績があるブランドや、ペットの健康を第一に考えた製品作りをしているメーカーのものを選びましょう。また、製品の安全性や品質に関する詳細な情報を公開しているメーカーは、消費者からの信頼も厚いです。できるだけ、ペットフード業界の規制を遵守しているメーカーや、ヒューマングレードの原材料を使用しているメーカーを選ぶことをおすすめします。 

ランキングを参考に選ぼう

5つのポイントを押さえて、愛猫にとって最適なキャットフードを選んであげましょう。猫の健康を守るためには、少しの手間をかけてでも、品質の高いフードを与えることが最も重要です。どのキャットフードが愛猫に合うのかわからない方は、こちらの記事のランキングを参考にしてみてください。

食べてはいけないキャットフードに関するよくある質問

通販で激安キャットフードが売っているけれどなんで?

1. 賞味期限が近い

通販で激安のキャットフードを見つけた場合、まず最初に確認すべきは賞味期限です。賞味期限が近い、または切れてしまう直前のフードは、大幅に値引きされることがあります。安さに魅力を感じて大量に購入してしまうと、賞味期限が過ぎて品質が落ちてしまう恐れもあります。これを防ぐためにも、購入前に必ず賞味期限をチェックしましょう。

2. パッケージに損傷

パッケージに傷や凹みがあると、外見上はお得に見えることがありますが、これも値引きの理由の一つです。損傷したパッケージでも中身に問題がないことがほとんどですが、パッケージが損傷していることで、空気が入り、フードの鮮度が落ちる可能性もあります。レビューを参考にして、商品の状態が十分に良好かどうか確認してから購入しましょう。

3. 廃盤になったフード

メーカーのリニューアルやラインナップ変更により、旧製品が廃盤になることがあります。この場合、在庫を売り切らなければならないため、通常より安く販売されることがあります。ただし、廃盤になった商品が自分の猫に合っていた場合、そのフードの品質や栄養価に問題がないか、再度確認することが大切です。

4. 訳あり品

「訳あり品」として販売されている商品は、賞味期限が近い、パッケージの損傷があるなど、理由が明記されている場合が多いです。これらは通常、状態が悪いわけではなく、あくまで販売価格が安くなる理由として説明されています。しかし、賞味期限が過ぎている場合や内容に不安がある場合は、慎重に判断しましょう。

まとめ

激安キャットフードにはリスクがあります。安価なフードは原料が低品質で栄養価が不足していることが多く、人工添加物も含まれている場合があります。これらは猫の健康に長期的に悪影響を与える可能性があります。さらに、国産と記載されていても、製造過程や品質管理が必ずしも適切とは限りません。通販での激安品も賞味期限が近いものやパッケージに損傷がある場合があり、品質が心配です。

猫の健康を守るためには、品質の良いキャットフードを選ぶことが重要です。価格だけでなく、原材料や添加物にも注意し、猫の栄養バランスを考慮したフードを選びましょう。安さに飛びつかず、安全で栄養価の高いフードを選ぶことで、愛猫の健康長寿を支えることができます。

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