【猫の生活アドバイザー監修】猫がご飯を食べない5つの原因と対処法を徹底解説!子猫や先住猫が食べないのはなぜ?

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【猫の生活アドバイザー監修】猫がご飯を食べない5つの原因と対処法を徹底解説!子猫や先住猫が食べないのはなぜ?

「愛猫が突然ごはんを食べなくなった…」
「食欲が落ちたみたいで心配…」

そんな経験をしたことがある飼い主さんは多いのではないでしょうか?単なる気まぐれならまだしも、嘔吐や下痢を伴っている場合は、何か深刻な原因が隠れている可能性があります。

特に猫は犬と違い、長時間食事をとらないと健康に大きな影響を及ぼすことも。そのため、愛猫がキャットフードを食べなくなったら、早めの対処が大切です。

そこで今回は、

猫が突然キャットフードを食べなくなる4つの原因
食欲低下が続くときの病院受診の目安
自宅でできる5つの対策
猫の嘔吐について知っておくべきこと

を、猫の生活アドバイザーの視点から詳しく解説します!この記事を読めば、「なんで食べないの?」「病院に行くべき?」といった不安が解消され、愛猫の健康管理に役立てられます。

※気になる項目があれば、目次からすぐにジャンプして読めます。

猫が突然ごはんを食べなくなる原因5つと対策

猫が突然ごはんを食べなくなる理由と、その対処法を詳しく解説します!

1. ストレスが原因の場合

猫はとても繊細な動物で、環境の変化に敏感です。「いつもと違う…」と感じるだけでストレスを抱え、食欲が落ちることがあります。

ストレスの主な原因

✅ キャットフードの種類を変えた
✅ 長時間の留守番
✅ 引っ越しや模様替え
✅ 新しい家族やペットが増えた
✅ 通院や去勢・避妊手術の影響
✅ 発情期によるホルモンの変化

ストレスサインを見逃さないで!

ストレスが原因の場合、食欲低下のほかに次のような行動が見られることがあります。

🔹 トイレの失敗が増える
🔹 血尿が出る(特にストレス性膀胱炎)
🔹 いつもより鳴く回数が増える
🔹 体を執拗に舐め続ける(グルーミング過多)
🔹 部屋の隅でじっとしている、元気がない

対処法

✔️ できるだけ生活環境を変えないようにする
✔️ 安心できる隠れ場所を用意する(猫用ハウスやキャリーなど)
✔️ ストレス解消になるおもちゃや爪とぎを用意する
✔️ いつも通りの生活リズムを崩さないようにする

2. わがままが原因の場合

「このごはん、もう飽きた!」
「前のフードのほうが美味しかった!」

猫は気まぐれな生き物なので、フードの好みが変わることがあります。

わがままで食べない理由

✅ いつものフードに飽きた
✅ 新しいフードのニオイや味が気に入らない
✅ カリカリだけでは食べたくない(ウェットフードが欲しい)
✅ 他の猫のフードが気になって、自分のを食べない(多頭飼いの場合)

対処法

✔️ 少しずつフードを切り替え、新しい味に慣れさせる
✔️ ウェットフードやトッピングを加えて食感を変える
✔️ 無視してみる(甘やかしすぎると偏食がクセになる)

3. 病気・ケガが原因の場合

猫が食べないのは、体調不良のサインかもしれません。特に口内のトラブルや消化器系の不調が原因で食欲が落ちることがよくあります。

病気の可能性があるサイン

🔹 フードを口に入れるけどすぐやめる(口内炎・歯周病の可能性)
🔹 よだれが増える、口臭が強くなる
🔹 水をあまり飲まない
🔹 便秘や下痢、嘔吐がある
🔹 くしゃみや鼻水が出る(風邪や感染症の可能性)
🔹 毛並みが悪くなる

特に高齢の猫は、腎臓病やがんが進行すると食欲がなくなることがあります。

対処法

✔️ 口の中の様子をチェック(よだれ・腫れ・口臭があるか)
✔️ いつもと違う便や尿が出ていないか確認
✔️ 24時間以上食べない場合は動物病院へ相談

4. 環境の変化が原因の場合

猫は新しい環境に順応するのが苦手な生き物です。引っ越しや模様替え、家族の変化がストレスとなり、食欲が落ちることがあります。

環境の変化によるストレス例

✅ 引っ越しや模様替え
✅ 新しいペットや家族が増えた
✅ 飼い主の生活リズムが変わった(帰省・長期休暇など)
✅ いつもと違う食器を使った

対処法

✔️ 環境の変化はなるべく少しずつ進める
✔️ 慣れ親しんだ匂いのついたタオルや毛布を置く
✔️ フードの置き場所や食器を変えない

5. 加齢による食欲低下

年齢を重ねると、猫の活動量が減り、自然と食事の量も減ることがあります。また、消化器官が衰え、食べるのがしんどくなることも。

加齢による食欲低下の兆候

🔹 以前より寝ている時間が増えた
🔹 食べるスピードが遅くなった
🔹 体重が減少してきた

対処法

✔️ シニア猫向けの消化しやすいフードに変更
✔️ ドライフードをふやかして食べやすくする
✔️ 適度な運動を促し、食欲を刺激する

食欲が落ちたときの受診のポイント

猫の食欲が低下した場合、以下の4つのサインが見られたら、早めに動物病院を受診しましょう。

受診の目安となる4つのサイン

  • 元気がない
  • 食べようとするが食べない
  • 水を飲む量・尿量の増加
  • 嘔吐・下痢

詳しいチェックポイント

① 元気がない

普段より遊ばなくなったり、動きが鈍くなったりしていませんか? 急に食欲がなくなった場合、細菌やウイルス感染の可能性もあります。

② 食べようとするが食べない

口元までご飯を持っていってもすぐにやめてしまう場合は、口内炎や歯周病の可能性があります。 よだれが増えたり、口臭が強くなったりしていないか確認しましょう。

③ 水を飲む量・尿量の増加

水を飲む量が増えている場合は、腎臓病や糖尿病のサインかもしれません。 おしっこの量が増え、トイレの砂の塊が大きくなっている場合も要注意です。

④ 嘔吐・下痢

胃腸炎や腸の病気が原因で嘔吐や下痢を引き起こすことがあります。 また、おもちゃなどを誤飲してしまい、嘔吐している可能性も考えられます。

体調の変化を記録しよう

猫の体調を把握するため、以下のポイントをチェックしましょう。

  • 体重・体温:普段の体重や体温の変化を確認する
  • 便の状態:下痢や便秘の有無をチェック
  • 尿の状態:おしっこの量や回数に変化がないか
  • 行動の変化:じっとしている、よく鳴く、走り回るなどの様子

病院でスムーズに診察を受けるためにも、体重や体温を測定し、症状を記録しておくとよいです。下痢が続いている場合は便をビニール袋に入れて持参すると、獣医師の診断がしやすくなります。 うんちの状態を写真に撮っておくのも有効です。

最近では、毎日の尿量や体重を測定できるアイテムも販売されているので、活用するのもおすすめです。

猫が絶食するとどうなるの?その危険性とは

猫は食事を抜くことにとても弱い生き物です。たった数日間の絶食でも、深刻な健康トラブルに繋がることがあります。特にストレスや環境の変化が引き金となりやすいので注意が必要です。今回は、猫の絶食がもたらすリスクとその対処法についてお伝えします。

絶食で発症しやすい病気「肝リピドーシス」

絶食によるトラブルの代表例が「肝リピドーシス(脂肪肝)」という病気です。どのようにして起きるのかをご説明します。

脂肪肝ってどういう病気?

猫が数日間ご飯を食べないと、エネルギー不足を補うために体内の脂肪が肝臓に集中します。しかし、肝臓がその脂肪を処理しきれず、どんどん溜まってしまうのです。その結果、肝臓の働きが低下してしまいます。

肥満の猫は特に要注意!

肥満気味の猫は、脂肪が多いため肝リピドーシスになりやすいと言われています。この病気は進行すると肝臓の機能が停止し、命に関わる事態になることもあります。

命に関わるリスクが高まる理由

肝リピドーシスが進行すると、肝臓が本来の機能を果たせなくなります。肝細胞が破壊され、ついには肝硬変に陥ることも…。最悪の場合、命を落とす危険性もある非常に怖い病気です。

自力で食べられないときはどうする?

もし猫が自分で食事を取れない場合は、「強制給餌」という方法で流動食を胃に直接入れる必要があります。これは獣医師による処置が必要なので、早めに相談しましょう。

猫が吐くのはなぜ?

猫は犬と比べて嘔吐することが多い動物です。その理由の一つは「ヘアボール(毛玉)」です。毛づくろいで飲み込んだ毛を吐き出すのは自然な行為ですが、それ以外にも早食いや中毒症状が原因となることもあります。

絶食を防ぐために飼い主ができること

猫がご飯を食べないと気づいたら、すぐに原因を探り対策をとりましょう。3日以上絶食が続く場合は、迷わず動物病院を受診してくださいね。

日頃からしっかり観察を

猫の食欲や体重、毛並みの状態など、日常的な健康チェックがとても大事です。異変をいち早く察知してあげることが、愛猫の命を守る第一歩です。

まとめ:猫がごはんを食べないときのチェックポイント

✔️ ストレス → 環境の変化や発情期が影響していないか?
✔️ わがまま → フードの好みや食感を変える工夫をする
✔️ 病気・ケガ → 口内炎・消化器系の不調・腎臓病の可能性を疑う
✔️ 環境の変化 → 引っ越しや家族の変化がストレスになっていないか?
✔️ 加齢 → シニア猫用フードに切り替える

猫が長時間ごはんを食べないと、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。24時間以上食べない場合は、迷わず獣医師に相談しましょう!

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